卒業生・企業担当者インタビュー
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- 篠壁 昂大さん
素直さとユーモアで職場を明るく
- 年 齢
- 20歳(取材時)
- 障がい者
- 知的障害を伴う自閉症
- Passo在籍期間
- 1年7ヶ月
- 就 職 先
- 住友ナコフォークリフト株式会社(住友重機械工業株式会社に出向)
- 職 種
- 清掃スタッフ
- 勤務期間
- 9ヶ月

篠壁 昂大 さん

Q1
今担当しているお仕事について教えてください。
現在は 清掃業務 を中心に担当しています。
テーブル や床の拭き掃除、給 湯室の清掃、書 類の 仕 分けや
シュレッダー作業、紙の回収など幅広い作業を行っています。特に床についたの黒い汚れを見つけて、雑巾でゴシゴシ拭いてきれいにできたときは嬉しいです。
シュレッダーは“10枚ずつ”と決まっていて、それを守らないと詰まってしまいます。ランプの色を見ながら進めるのですが、緑ならOK、黄色ならやりすぎ。そういうルールを守って仕事をしています。

Q2
パッソに通おうと思ったきっかけと利用した感想を教えて下さい。
高校3年生のときにパッソの体験に参加して、通ってみたいと思いました。
作業やパソコンの練習、検定への挑戦など、いろいろなことを学べました。
特に、私は話を聞かず先に先にと体が動いてしまい、待つことができないときがありました。“勝手にやらず、教えてもらってから取り組む”という姿勢を身につけられたことが、今でも役に立っています。仕事で分からないことがあったときに、質問して教えてもらってから作業を行うようにしています。
また、検定に挑戦して100点を取ったときには「すごいね!」とスタッフの皆さんにに褒めてもらい、自信につながりました。挑戦と達成の経験を通して、就職への大きな一歩を踏み出せた気がします。

Q3
社内での篠壁さんの様子を教えて下さい
実習のときは、正直“この先大丈夫かな”と思うほど緊張していて、会話も基本的に「はい!」の返事ばかり…。こちらの指示が理解できているのか不安に思っていました。初めてのことや場所が変わると落ち着きがなくなくなることも心配でした。しかし、入社してからは驚くほど変わり、今では職場のムードメーカーです。十
八番のモノマネは、新幹線のトイレを流す音です。おとぼけマイペースキャラなので皆さんから愛されています。
仕事では真面目で誠実。教えてもらったことを素直に受け止め、すぐに行動に移せるのが彼の強みです。時々うっかりなところがありますが、独り言やユーモアで場を和ませながらも、与えられた作業にはきちんと取り組む。そのバランスが素晴らしいと思います。

